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SECOM?ALSOK?二大ホームセキュリティを料金・サービスで比較!

生活
2016.12.12
警備員の背中

私たちが最も安らげる場所は自宅ですよね。
日本は比較的平和で安全な国ですが、最近では空き巣など留守中の被害だけでなく、強盗など在宅中に起こる犯罪が増えています。

事件は起こってからしか対策してもらえないことが多く、防犯は自分で積極的に行う必要があります。
とはいえ、自己防衛をするために自分たちができることはごくわずか。
そんな時にぜひとも利用したいのがホームセキュリティではないでしょうか。

ただ、ホームセキュリティは料金も高そうだし、敷居が高いと考えている人も多いでしょう。
料金に見合ったサービスを用意してくれているかも気になりますね。

そもそもホームセキュリティとはどんなもの?

ホームセキュリティとは、警備会社が運営している「家庭を守る」サービスです。
一昔前では「家を守る」という意識が強かったのですが、最近では人を守るサービスも充実していることから、homeを物質的な「家」としてとらえるのではなく「家庭」のほうがしっくりきます。

かつてはは家を守る方法は、警備員を設置するくらいしかありませんでした。
しかし、何も起こらないかもしれない毎日に人を24時間配備しておく方法は一般家庭では金額の面から見ても、プライバシーの観点から考えても非現実的です。

現在でのホームセキュリティの主流はセンサーやカメラなど、様々な機会を駆使して管理を行い、異変があった時のみ警備員が駆け付けるという方法です。
対応はもちろん365日24時間
警備員も法律でしっかりと制定された頼れる人のみが配備されています。

二大ホームセキュリティ会社といえば?

ホームセキュリティ会社といえば?
すぐ思いつくのはやはり「セコム」「アルソック」ではないでしょうか。

どちらもテレビCMでよく目にする会社ですね。
まずは会社の概要を比較してみましょう。

SECOM ALSOK
開始年数 1981 1988
拠点数 約2830 約2400
契約者数 114万4000件 37万5000件

リオオリンピックで大活躍した伊調馨選手をはじめ、多くのアスリートが在籍しているアルソック。
彼女たちを起用したインパクトあるテレビCMから、業界No.1なのかなと思っていましたが、実際にこうして比較してみると拠点数も契約者数もセコムには劣っているようです。

ホームセキュリティを開始したのもセコムのほうが先ですから、歴史の面から見てもセコムのほうが一歩リードしています。

ホームセキュリティのサービス内容

それでは実際のサービス内容から比較してみましょう。
セコム、アルソック共に侵入者があった時などに直ちに警備員が出動してくれるホームセキュリティのサービスが基本ですが、その他にも私たちの生活を守るための様々なサービスが用意されています。

SECOM ALSOK
Basic Premium
防犯
火災監視
ガス漏れ監視 OP OP OP
救急通報 OP OP OP
見守り OP OP OP

※防犯…外出時、在宅時に泥棒などの侵入をセンサー等で警戒し、異常信号を送信。

※火災監視…火災発生を音や音声で通知。異常信号を送信。

※ガス漏れ監視…ガス漏れを音や音声で通知。異常信号を送信。

※救急通報…急病時など救急信号を送信。

※見守り…人の動きをセンサーで確認し、一定時間動きがないと異常信号を送信。

基本的な内容だけ確認してみても、両社とも特に違いはありませんでした。

最重要視したい「拠点から自宅までの距離」

まず、ホームセキュリティを導入するのであれば最重要視したいのは、有事の際に警備員が駆けつける時間でしょう。
この、注目したいのは拠点の数です。

拠点の数が多くなれば、担当エリアが小さくなります。
つまり、駆けつけの時間が短くなることが期待できるのです。
拠点数はセコムのほうが多いですから、セコムのほうが早く駆けつけてくれると考えられます。
また、セコムでは緊急時に対処してくれる緊急対処員が全員GPS機能のある端末を装備しているので、最も自宅近くにいる緊急対処員を出動させてくれることにより、よりスピーディーな駆けつけを行っています。

もちろん、自宅近くにアルソックの拠点があればいくらセコムの拠点数が多くてもアルソックからの出動のほうが早く駆けつけてくれるでしょう。

拠点の場所は防犯上の理由で教えてはもらえないそうですが、駆けつけまでの時間は契約の際の重要な判断材料になります。
見積もりの際などには必ず確認しておくようにしましょう。

有事の際の一分一秒より長いものはありません。
すぐに駆けつけてくれる会社を選択したいですね。

火災監視はセコムのほうが優秀

両社とも基本サービスに含まれる火災監視ですが、アルソックが天井に設置される熱感知型の火災センサーのみなのに対し、セコムではより素早く感知してくれる煙センサーも導入しています。
また、セコムでは火災を感知した際音声等で通知する他、セコムからの駆けつけ、必要に応じて119番への通報までしてくれます。

特に高齢者の世帯や、煙に巻かれて気を失ってしまったなど、何が起こるかわかりません。
なるべく感度のいいものを設置しておきたいものですね。

料金から比較する

SECOM ALSOK
Basic Premium
戸建て レンタル 月額 7400 6870 17680
初期費用 工事料 62000 53000 243927
保証金 20000
買取 月額 4500 3500 9300
初期費用 機器費 432150 194600 493750
工事料 53000 243927
0スタート 月額 7760 21750
初期費用 0 0
マンション レンタル 月額 4600 不明 不明
初期費用 工事料 30000 不明 不明
保証金 20000
買取 月額 3000 不明 不明
初期費用 165300 不明 不明

※戸建ては4LDK。パンフレット記載の料金を参考。
※ALSOKのマンションプランの料金はホームページ・パンフレット共に記載がなかったので不明です。

料金で選ぶなら、サービスはセコム、と言われていますがこうして並べてみると月額料金には大差ないですね。
アルソックのHOMEALSOK Premiumはセコムの2倍以上の金額ですから、比較してみるとプランによってはむしろアルソックのほうが高額という結果になりました。
継続して利用した場合を比較してみるとどうでしょうか。

初期費用&月額費用で考えると、どちらがオトク?

両社とも契約は1年ごとが基本です。
年ごとに利用した金額で比較してみましょう。

SECOM ALSOK
ホームセキュリティBasic HOME ALSOK Premium
レンタル 買取 レンタル 買取 0スタート レンタル 買取 0スタート
1年 150800 486150 135440 289600 93120 456087 849277 261000
2年 239600 540150 217880 331600 186240 668247 960877 522000
3年 328400 594150 300320 373600 279360 880407 1072477 783000
4年 417200 648150 382760 415600 372480 1092567 1184077 1044000
5年 506000 702150 465200 457600 465600 1304727 1295677 1305000
6年 594800 756150 547640 499600 558720 1516887 1407277 1566000
7年 683600 810150 630080 541600 651840 1729047 1518877 1827000
8年 772400 864150 712520 583600 744960 1941207 1630477 2088000
9年 861200 918150 794960 625600 838080 2153367 1742077 2349000
10年 950000 972150 877400 667600 931200 2365527 1853677 2610000
11年 1038800 1026150
※セコムの保証金は解約時返還されますので計算に入れていません。

アルソックの同プランで金額を比較すると、初年度~4年目までが「0スタートプラン<レンタル<買取」だったのに対し、5年目以降は「0スタートプラン>レンタル>買取」になります。
このことから、アルソックで5年以上ホームセキュリティを利用するのであれば買取を選択したほうがおトクですね。

対して、セコムは11年目にようやくレンタルより買取のほうがおトクになります。
ただ、機種の無料保証が10年目までなので、10年以上利用する場合でもレンタルを選択しておいた方が無難なのではないでしょうか。

両社を比較してみましょう。
金額だけを比較してみると、ホームセキュリティBasic>SECOM>HOME ALSOK Premiumとなりました。
特に10年目のホームセキュリティBasic(買取)とSECOM(レンタル)では30万近くの開きがあります。
価格だけで選ぶなら断然アルソックに軍配が上がりますね。

SECOM vs ALSOK を多方面から考えてみる

単純なサービスや金額だけで比較するとどちらも一長一短、決め手は拠点からの距離と考えてもいいかもしれませんが、それもほぼ同じとなってしまってはいよいよどちらがいいかわかりません。
もっと多方面から両社を比較してみましょう。

SECOMは高齢者向け?

セコムの機器にはアルソックの機器にはない様々な機能があります。
例えば、写真や身分証明書の情報、お薬の情報などを管理してくれるデータお預り機能というシステムです。
最近ではクラウドストレージが一般的となってきましたが、パソコンが使えない高齢者の方々にはハードルが高い機能ですよね。
セコムのデータお預りシステムはデジカメから直接画像を転送することもできます。

その他にも暮らしを便利にするショッピング機能や伝言メモなどの機能もあります。
対してアルソックはホームセキュリティに必要な機能のみを備えているようです。

インターネット回線がいらないのはALSOK

単身家庭などでインターネットの回線を利用していないお宅もありますよね。
アルソックは機器自体に3G回線を内蔵しているので、特別インターネット回線を用意する必要はありません
対してセコムはインターネット回線をこちらで用意する必要があります。
インターネット回線が必要ないお宅では、月額料金が+5000円ほどかかっていしまうことになりますから、アルソックのほうがずいぶんおトクになります。

画像を残したいのであれば、ホームセキュリティBasicはNG

ホームセキュリティというとお庭など、家の周りの画像も室内から確認できて安心!という印象があるかもしれませんが、実は今回比較した3プランともこの設備はありません。
利用したい場合はオプションで追加する必要があります。
このオプションを利用したいのであれば注意したいのはアルソックのホームセキュリティBasic。
このプランでは端末そのものに液晶画面がありませんから、オプションでの選択もできません。

不審者の画像を記録したいのであれば、SECOMかHOME ALSOK Premiumを選び、オプションを付ける必要がありますが。

住居兼オフィス等併用住宅の場合

医院や事務所が併設された住居にお住いの場合は、セキュリティはより手厚いものにしたいですよね。
セコム、アルソック共に住居兼オフィス等併用住宅のプランが用意されています。

一般家庭向きとサービスの内容は大きく変わりませんが、設置機器の数が異なってきますので料金も変わります。

SECOM HOME ALSOK Premium
レンタル 買取 レンタル 買取 0スタート
1年 169600 438700 259560 691800 181320
2年 269200 492700 421320 743400 382640
3年 368800 546700 583080 795000 583960
4年 468400 600700 744840 846600 785280
5年 568000 654700 906600 898200 986600
6年 667600 708700 1068360 949800 1187920
7年 767200 762700 1230120 1001400 1389240
8年 866800 816700 1391880 1053000 1590560
9年 966400 870700 1553640 1104600 1791880
10年 1066000 924700 1715400 1156200 1993200

金額で比較してみると、圧倒的に安いのがSECOM(買取)ですね。
10年利用した価格で見てみると、最高額のHOME ALSOK Premium(0スタートプラン)とは2倍以上の差があります。

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