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陸マイラーとしてマイルを貯めるならJAL?ANA?

生活
2016.12.07
飛行機の翼と海

旅好きの人やお仕事で飛行機をよく利用する人にはおなじみのマイレージプログラム(マイル)ですが、数年に一度にしか飛行機になんか名乗らないという人にはあまりなじみがないものですよね。
でもそれってとってももったいないことなんです。
マイルを貯めている人は必ずと言っていいほど「どうしてマイルを貯めないの?」と考えていますよ。

とはいえ、いざ貯めようと思っても「どうすれば貯まるの?」「どれくらい貯まるの?」と疑問の声は尽きないはず。
かくいう私もそうでした。

マイルって実際調べてみると、あまりにも貯める機会が多すぎて、結局どっちがいいのか判断がつかなくなってしまうんですよね……。

そもそもマイルってどんなもの?

マイルとは、飛行機の搭乗距離に応じてたまるポイントのことです。
例えば、羽田-那覇間を移動すると片道984マイルを貯めることができます。
貯めたマイルは航空券と交換することもできますし、ラウンジの利用や提携ポイントと交換することもできます。

日本の二大航空会社はJALとANA

日本在住の人であれば、持つべきマイルはJALANAのどちらかに限られると言っても過言ではありません。
海外へ旅行するときなどに利用する海外拠点の航空会社のCAにも「マイレージクラブへ加入しませんか?」という案内を受けるのですが、海外の航空会社のマイルを持っていてもはっきり言って航空券に交換するほど貯まりません
海外の航空会社のマイルでは、国内で使える提携ポイントに交換することもできませんので、貯めても結局無駄になってしまいます。

マイルは飛行機の搭乗の他に国内での電子マネーなどの利用によって貯まるマイルもあります。
飛行機の登場回数が少なく、お買い物などでマイルを貯める人たちのことを「陸マイラー」なんて呼んだりもします。

マイルがたまらない航空券もあり!

いま、マイレージプログラムの加入を悩んでいるという人のほとんどは飛行機の搭乗回数が少ない人でしょう。
多くても一年に1回、それも旅行会社から格安航空券を購入しているという人ですよね?
実は、格安航空券ではマイルがたまらないこともあります。
また、正規値段以外の航空券ではマイルが獲得できたとしても80%や半分になったりすることもあります。
どのくらい貯めることができるか確認したいのであれば、事前に航空会社に問い合わせるのがいいでしょう。

「それなら私は全然貯まらないから、やっぱりマイルで貯めるのはやめよう」と思いませんでしたか?
もう一度言いますが、それはとってももったいないことなんです!

陸マイラーとは?

先ほどもちょっと説明しましたが、マイルを貯めている人の多くは「陸マイラー」です。
陸マイラーの多くは「普段のお買い物などでマイルを貯めて数年に一度タダで旅行したいな~」ともくろんでいる人たち。
私も陸マイラーなのですが、なんとなく暮らしているだけでも意外とマイルは貯まるものです。

難点があるとすれば、これまで貯めてたポイントをすべてマイルに変換してしまうので、ちょっとしたポイントの恩恵にあずかれなくなったところでしょうか。

どうしてマイルで貯めているの?

私が今まで貯めていたポイントをできるだけマイルで貯めようとしたのにはわけがあります。
例えば、直接マイルを貯めると200円=1マイルで貯まっていきます。
しかし、提携先のポイントから交換してマイルを貯めようとすると400円=2ポイント=1マイルのような低レートでの交換になってしまうのです。
反対にマイルから提携ポイントへ交換するときは1マイル=1ポイント=200円の場合が多いので、期限が切れそうになったらレートはそのままで提携ポイントへ交換して、別のものとして使ってしまうことができます。

マイルが貯まるカードを持とう!

では実際にマイルが貯まるカードを作ってみましょう!
JAL、ANAともにクレジット機能なく年会費も無料のカードが用意されています。
提示してマイルを貯めるだけのカードもありますが、せっかく無料なのであればよりマイルを貯めやすい電子マネー機能付きのカードを作りましょう。
JALのマイルはイオン系で使えるWAON、ANAのマイルは幅広い店舗で使えるEdyの機能が付いています。

JAL vs ANA あなたにぴったりのマイルはどっち?

あなたにぴったりのマイレージプログラムは普段のお買い物で利用するお店から考えるのがいいでしょう。
以下に普段のお買い物で利用する機会の多い店舗をまとめてみました。
スーパーやコンビニなど、あなたの生活に合ったほうを選択してくださいね。

電子マネーを利用してマイルが貯まるお店まとめ

●電子マネーで支払ったとき ○提携ポイントの交換 ◎提携ポイントと二重取り可能

カテゴリ 店名 JAL ANA
スーパー イオン ×
イトーヨーカドー ×
マックスバリュ ×
ヨークベニマル ×
マルナカ ×
コンビニ ローソン
ファミリーマート
ミニストップ
サークルKサンクス
セブンイレブン ×
ポプラ
デイリーヤマザキ ×
家電量販店 ケーズデンキ ×
エディオン
ビックカメラ
ヨドバシカメラ ×
ジョーシン
ソフマップ
ドラッグストア マツモトキヨシ ×
ツルハ
スギ薬局 ×
ココカラファイン ×
ウェルシア
ファストフード マクドナルド
KFC
モスバーガー ×
吉野家
すき家 ×
ファミレス ガスト ×
ロイヤルホスト ×
ジョナサン ×

利用できる店舗が圧倒的に多いのはEdyです。
正直、利用できない店舗はイオン系列のスーパーだけといっても過言ではないでしょう。
逆に言えばイオン系列のスーパーの利用が多い人にはJALのマイルがおすすめということになります。

とはいえ、利用店舗が少ないのは悲しいですし、JALマイルのポイント二重取りができる店舗を多く利用する人が幅広く使えるからという理由でANAを選択するのはもったいないですよね。

EdyでJALマイルを貯める裏ワザ

EdyでもJALマイルを貯める方法、あります。
まずはモバイルEdyを登録しましょう。
モバイルEdyはおサイフケータイにアプリをダウンロードすることで使用できる電子マネーです。
これがあればケータイひとつでお買い物ができる優れもの。

モバイルEdyでJALマイルを貯めるのであれば、貯めるポイントは「Pontaポイント」を選択してください。
PontaポイントはJALマイルに交換することができるので、Edyを利用する人もJALマイルを貯めることができます。

なお、交換には時間がかかりますし、いちいち手続きするのはやはり面倒くさいですし、交換の提携が終了してしまう可能性もあります。
通常ではWAONを使ってJALマイルを貯めるほうが簡単で安心です。

マイルを使うには?

マイルを航空券に交換するには最低でも10000マイル程度必要です。
例えば羽田-沖縄間だと、JALで15000マイル、ANAだと14000マイル必要です。
200円=1マイルと考えるとJALで300万円、ANAで280万円、電子マネーでの支払が必要です。
日々のお買い物だけでこれだけのマイルを貯めるのはちょっと難しい上に、マイルには3年という期限があります。

陸マイラーが確実に航空券と交換するのであればポイントの二重取りを上手に利用したり、年会費を支払ってクレジットカードの付いたマイレージプログラムを利用するといいでしょう。

航空券に交換するのに必要なマイル数

それでは、航空券に必要なマイル数を比較してみましょう。

行き先 JAL ANA
通常 ディスカウント L R H
国内 大阪 12000 10000 10000 12000 15000
札幌 15000 12000 12000 15000 18000
那覇 15000 12000 14000 18000 21000
宮古 20000 対象外 17000 20000 23000
海外 台北 20000 17000 17000 20000 23000
グアム 20000 対象外 設定なし 設定なし 設定なし
バンコク 35000 25000 30000 35000 38000
シドニー 40000 35000 37000 45000 50000
パリ 55000 40000 45000 55000 60000
ハワイ 40000 対象外 35000 40000 43000
N.Y.C. 50000 40000 40000 50000 55000

※JALディスカウントマイルとは
通常より少ないマイルで搭乗できます。
設定期間は年によって変動することもありますが、繁忙期を外した4月~5月と12月~2月の場合が多いです。

※ANAは一年を3つのシーズンに分割しています。
年によって日にちは前後しますが、通常以下のように設定されます。
L:ローシーズン。お正月を除く12月~2月、4月。
R:レギュラーシーズン。3月初旬~中旬、GWを除く5月、8月後半~11月。
H:ハイシーズン。冬休み、春休み、GW、夏休みシーズン。
詳しくはこちら(http://www.ana.co.jp/amc/reference/tukau/award/dom/terms.html)から確認してください。

このように、JALの通常マイルとANAのレギュラーシーズンを比較するとほとんど変わりありません。
国際線に関してはJALのディスカウントマイルのほうがお得です。

また、各社マイルの利用制限期間が設けられる場合があります。
例えば2016年度だと、ANAはお正月シーズンの日本国内-ハワイ間の利用はできません

マイルがあれば本当にタダで旅行に行ける?

燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)等・税金が必要となります。
細かく変動する値段なので、正確な値段は予約時に確認するようにしてください。

※2016年10月現在、羽田-ホノルル間で1万円程度です。

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