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おうちプリンターはもう不要?コンビニプリントサービスを比較

生活
2016.12.14
コンビニのコピー機

スマートフォンの普及により、自宅にパソコンがないあっても使っていないという人が増えています。
かつては家庭の必需品とも思われたパソコン、そしてプリンター。

最近では写真を印刷することもそんなにないから、普段はなくても困らないという人も多いでしょう。
プリンターを使いたくなるということはそんなにたくさんはないかもしれませんが、絶対に使わなくてはいけないような場面は必ず存在しますよね。
そんな時、これまでどうしていましたか?
持っている人に頼み込むという人もいるでしょうし、ネットカフェに駆けこんだという経験がある人もいるでしょう。

人に頼み込むのは当然、ネットカフェもそこそこ料金が取られますし、わざわざ通うのもわずらわしいものです。
もっと手軽にプリンターを使いたいなら、コンビニのプリントサービスを利用してみましょう。

コンビニのプリントサービスとは?

コンビニのプリントサービスは、コンビニに常設してあるコピー機を利用して行います。
コピー機なんだから紙で原稿を持っていなくてはいけないのではないか、と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
最近ではUSBやCD/DVDのデータから印刷してくれる機能も備わっているのです。

このサービスを利用すれば、プリンターを持っていな人だけでなく、資料を会社に忘れてきてしまったり、出先で突然別の資料が必要になった時など様々な場面で対応することが可能です。

コンビニプリントは2社の独占

コンビニといえばどこのチェーンを思い浮かべますか?
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン……。
全国チェーンのお店を思い浮かべる人が多いですよね。

各コンビニでは商品やサービスなど、様々な独自サービスを展開してしのぎを削っていますが、実は大手チェーンが取り扱っているプリントサービス(コピー機)は2種類しかありません。

富士ゼロックスのコピー機を取り扱っているのがセブンイレブン。
シャープのコピー機を取り扱っているのがファミリーマート(サークルK、サンクスを含む)、ローソンです。

コンビニプリントでできること

セブンイレブンのコピー機でもファミリーマート・ローソンのコピー機でもできることはほとんど同じです。
細かい部分はのちに詳しく見ていきますが、まずはおおまかにできることを確認しておきましょう。

コンビニプリントの機能①:コピー機能

基本中の基本ですが、コピーが可能です。
コピーは
・モノクロコピー(B5/B4/A4/A3)
・カラーコピー(B5/B4/A4/A3)
・両面コピー(表裏両面にコピーできる機能。料金は印刷面を1枚とカウントされる)
・見開きコピー
・拡大/縮小
・免許証コピー(表裏を並べて一枚にコピーできる機能。料金は1枚分)
・写真コピー

などが利用できます。

コンビニプリントの機能②:FAX機能

少し前まで、レジの横にFAXがおいてる店舗もありましたが、現在ではコピー機でFAXを利用することができます。
自宅のFAXだと最大がA4サイズなど、サイズの制限がありますが、コンビニでのFAXは最大がA3サイズです。
大きなサイズを送信するときに便利ですね。

コンビニプリントの機能③:写真プリント

デジカメやスマホなどで撮影した写真をコンビニでもプリントアウトすることができます。
もちろん、L判であれば写真プリント専用機と同様光沢紙に印刷されますよ!
きれいな写真をすぐにプリントアウトできるので、旅行先などで知り合った人にすぐ写真を手渡すこともできますね。

コンビニプリントの機能④:証明写真プリント

就職活動や資格の受験の時などに必要な証明写真ですが、身近に証明写真機がないという方も少なくないでしょう。
さらに、スーツなどしっかりした格好をして撮らなくてはいけないものであればそのためにわざわざ着替えて出かけて、と意外と面倒くさいもの
また、撮り直し可能!と謳われていても結局撮れるのは2回か3回まで。
気に入った写真が撮影できるとは限りませんよね。

実はコンビニのコピー機を利用して、証明写真を作成することができます。
作成は簡単2ステップです。
まずは自宅などで自分の顔写真を撮影しておきます。(背景の指定がある場合があるので、確認して対応できる場所を選びましょう)
そのデータをもってコンビニのコピー機で証明写真プリントを選択する。
これで完了です。
サイズ等は国内で流通している多くのパターンに対応しているので、ほとんどすべての証明写真をコンビニで用意することができますよ。
また、自宅で撮影するので移動時間もかからないし気に入った写真が撮影できるまで何回でも撮り直しが可能です。

コンビニプリントの機能⑤:PDFプリント

USBやCD/DVDなどに保存されているPDFファイルをプリントアウトすることができます。
もちろんカラーにも対応していますし、A3サイズにもプリントアウトすることが可能です。

外出先での急なトラブルにも対応できるので、ビジネスマンに利用者が多いサービスです。

コンビニプリントの機能⑥:ネットワークプリント

PDFファイルが保存されているメディアを持っていなくてもネットワークプリントを利用することでプリントアウトが可能となります。
PDFファイルやJPEGファイルだけでなく、ワード・エクセル・パワーポイントのファイルにも対応しているのでPDFで持ち出せていなくても大丈夫です。

また、ネットワークプリントはアップロードさせたデータをプリントアウトするという方法なので、発行番号がわかれば自分がアップロードさせたデータでなくてもプリントアウトすることが可能です。
出張先など自身がデータを変更させられなくても、会社側からアップロードしてもらえれば新しい資料をすぐに用意することができるのです。

コンビニプリントの機能⑦:スキャンサービス

コンビニのコピー機で手書きのメモや書類などをスキャンすることもできます。
ファイルはJPEGかPDFかを選択することができ、保存先はUSBメモリーです。

コンビニプリントの機能⑧:行政サービス

マイナンバーカードや住民基本台帳カードがあれば、市役所などに取りに行かなくてはいけない行政の各種証明をコンビニで受け取ることができます。
※利用する市町村が行政サービス参加している必要があります。

取得できる証明書は
・住民票の写し
・印鑑登録証明書
・各種税証明書
・戸籍証明書
・戸籍附票の写し

です。

発行できる時間は6:30~23:00と限られていますが、通常の窓口よりもかなり長い時間利用することができますし、何より自宅の近くで発行してもらえるというのが嬉しいですね。

コンビニプリントの対応メディア

さまざまな機能を紹介してきましたが、おうちプリントの代用として考えるのであればPDFプリント・ネットワークプリントが一番使用頻度が高いでしょう。
この二つについてまずは比較していきます。

対応メディアは両社以下の通りです。

セブン その他
FujiXEROX SHARP
SDカード
miniSDカード ×
microSDカード
スマートメディア ×
xDピクチャーカード ×
メモリースティックデュオ
メモリースティックPROデュオ ×
メモリースティック ×
メモリースティックPRO ×
コンパクトフラッシュ
マイクロドライブ
USBメモリー
CD/DVD
赤外線通信
スマートフォン

△=アプリのダウンロードが必要

利用できるメディアが圧倒的に多いのはファミリーマート・ローソンに設置されているSHARPのコピー機です。
とはいえ、現在メモリースティックやスマートメディアを使用している人はそんなに多くないと思うので、セブンイレブンのFujiXEROXのコピーで困るという人はほとんどいないかと思います。

コンビニプリントの対応ファイル

コンビニプリントが対応しているファイルは以下の通りです。

※普通紙に印刷できるものを表示しています。

各種メディアからのプリント

セブン その他
FujiXEROX SHARP
PDF
XPS ×
DocuWoks ×
JPEG
TIFF ×

△=写真プリントを選択することで可

ネットプリント

セブン その他
FujiXEROX SHARP
PDF
XPS ×
DocuWoks ×
Word
Excel
PowerPoint
JPEG
TIFF ×
PNG

対応ファイルが多いのはセブンイレブンです。
ただ、対応メディア同様、PDFが主流の現在でXPSやDocuWoksを使用している人は少ないと思いますから、対応ファイルが多くても結局機能面では同じかな、という印象です。

コンビニプリントの料金

続いて、料金で比較してみましょう。

セブン その他
FujiXEROX SHARP
コピー 白黒(B5/A4/B4/A3) 10 10
カラー(B5/A4/B4) 50 50
カラー(A3) 80 80
メディア 白黒(B5/A4/B4/A3) 10 10
カラー(B5/A4/B4) 50 50
カラー(A3) 80 80
ネット 白黒(B5/A4/B4/A3) 20 20
カラー(B5/A4/B4) 60 60
カラー(A3) 100 100
写真プリント Lサイズ 30 30
インデックスプリント 30 30~120
証明写真プリント 200 200

金額で比較しても両社ほとんど同じです。
唯一違うのはインデックスプリントの価格ですが、これはFujiXEROXがL判でのインデックスプリントにしか対応していないのに対し、SHARPはL判以外のサイズにも対応しているからです。
サイズによって値段が変動します。

インデックスプリント価格表

光沢紙 L判 30
2L判 80
A4 120
普通紙 B5/A4/B4 100
A3 120

ほとんど同じ?各社の違いは??

さて、ここまで見てみると、よく使いそうな機能ではほとんど違いはありません。
ここからはちょっとずつ違う各社の特徴について確認してみましょう。

はがきに印刷できるセブンイレブン

年賀状やお礼状など、ちょっとした時に送る機会が多いはがき。
はがきもコンビニのコピー機で印刷することができます。
ただし、このサービスを行っているのはセブンイレブンだけです。
ファミリーマートやローソンのコピー機では使用できないので気を付けましょう。

対応しているはがきは郵便局で一般的に売られている定型の郵便はがきか、備え付けのはがき(切手なし)を利用することもできます。
はがきや切手を取り扱っている店舗も多いので、郵便局に行かずにポスト投函前まで作成することができますよ。

・白黒:20円/枚
・カラー:60円/枚

はがき印刷のデメリット

便利なはがき印刷ですが、デメリットもあります。
例えば、コピー機でのはがき印刷ではフチなし印刷はできません。
フチまできっちりあるデザインで作ってしまうと、イメージと違ってしまうこともあるので気を付けましょう。

また、はがき印刷は表書きには対応していません。 表書きは手書きで書いてからポストに投函する必要があります。

大判光沢紙に対応しているのはファミリーマート・ローソン

写真がきれいに印刷できる光沢紙への印刷、L判だけでなく大きいサイズにも印刷したいですよね。
L2判・A4の光沢紙にも印刷できるのはファミリーマート・ローソンのコピー機です。
セブンイレブンでのコピー機では使用できないので気を付けましょう。

・2L判:80円/枚
・A4光沢紙:120円/枚

FAXを使うなら、ファミリマート・ローソン?

国内だけでなく、海外への送信をしたいのであれば、ファミリーマート・ローソンのコピー機を利用しましょう。
セブンイレブンのコピー機では海外への送信はできないので気を付けてください。

値段は以下の通りです。

セブン その他
FujiXEROX SHARP
国内送信 50 50
海外送信1 × 100
海外送信2 × 150

※フリーダイアルへの送信の場合も、国内送信と同じ金額が必要

多いページ数を一気に印刷したいなら、セブンイレブン

大量ページの資料を一気に印刷したいのであれば、セブンイレブンのコピー機が便利です。
ファミリーマート・ローソンのコピー機では一度に印刷できるページ数が30ページまで(いろいろな機能を利用すれば最大60ページ)と限られているのに対し、セブンイレブンでは99ページまで一気に印刷することができます。
また、部数の指定もできるので複数部の資料を作成するときにも便利です。

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