動画ストリーミングサービスNETFLIX・huluを徹底的に比較します！

あなたの趣味は何ですか？
スポーツや読書、旅行など趣味にもいろいろありますが、一人でも大人数でも楽しめる趣味といえば映画鑑賞ではないでしょうか。
全国の男女に行ったあるアンケートによると、映画鑑賞が趣味だという人は男女ともに10%以上で全国的に見てもかなり人気の趣味だということがわかります。
また、趣味とまではいかなくても映画やドラマを空いた時間に楽しみたいという人も多いです。

少し前までは映画を自宅で楽しもうとしたら、レンタルビデオ店へ赴いてDVDなどを借りてくることが普通でした。
うっかり返すのを忘れてしまって延滞料金を取られた、借りに行っても見たいタイトルがなかなかみつけられない！など実店舗でのレンタルには不便なこともあります。

これらの不便を解消するために登場したのが、ネットで気軽に借りれるレンタルサービスですよね。
インターネットで自宅にいながら予約ができて、宅配便で家まで届けてくれる。
返す時は近くの郵便ポストに投函でOK！延滞料金なし！なんてとっても嬉しいサービス。
でもそんなサービスすら古いんです！
いまや動画は、自宅にいながら見たいときに見たいものをすぐに見るという時代です。

見たいときにすぐ見れる！動画ストリーミングサービスとは？

映画やドラマを自宅にいながら見たいときに見たいものをすぐ見ることができる、そんなサービスのことを「動画ストリーミングサービス」といいます。
まずは、動画ストリーミングサービスについて簡単に説明しておきましょう。

DVD・BD不要！インターネットで手軽に楽しめる

動画ストリーミングサービスは従来のようにDVDなどのソフトウェアを使用せず動画を楽しむことができるサービスです。
このとき使用するのはインターネットの回線です。

それはつまり、動画をダウンロードして視聴すること？と思われたかもしれませんが、動画ストリーミングサービスでは動画をダウンロードすることはできません。
ダウンロードとストリーミングの厳密な違いは説明が難しいのでここでは省略しますが、手元には残らないけれど視聴するという経験ができるものと思っていただければ大丈夫。
映画やドラマが自宅で容量を気にせず楽しむことができます。

大画面でも楽しめる

動画ストリーミングサービスを利用できるのはパソコンやスマホだけではありません。
インターネット接続が完了しているテレビやゲーム機からも視聴することが可能なので、普段お使いのテレビの大画面で迫力ある映像を楽しむことができます。

また、料金は月額定額制を採用しており、配信されている映画やドラマは見放題です。

動画ストリーミングサービスの二大巨頭はNETFLIXとhulu

日本国内初の動画ストリーミングサービスでも有名なものはありますが、やはり世界的にも国内でも有名な動画ストリーミングサービスといえばNETFLIXとhuluでしょう。
まずは両社の基本情報を比較してみます。

			NETFLIX	hulu
設立			1997年	2007年
本社			アメリカ	アメリカ
日本上陸			2015年	2011年
会員数	全世界		6560万人	600万人
	アメリカ		4230万人	500万人
	日本		不明	100万人
配信国			ほぼ全世界	日本とアメリカのみ
コンテンツ数			数千の映画やドラマ	数千の映画、数万のドラマ
デバイス	テレビ	スマートテレビ	○	○
		chrome cast	○	○
		apple tv	○	○
		amazon fire	○	○
		BDレコーダー	○	○
	ゲーム機	Playstation	○	○
		Playstation vita	×	○
		Xbox	○	×
		wii	×	○
		wiiU	×	○
		ニンテンドー3DS	×	○
	スマホ	ios	○	○
		android	○	○
		windows	○	○
	PC	ios	○	○
		windows	○	○
料金			650～1450円	933円
無料トライアル			1カ月	14日間

日本上陸はhuluのほうが4年も早いですね。
huluではテレビのオンデマンド放送も行っています。
テレビを見ている人なら終盤のスタッフロールなどで黄緑色のロゴを目にしたことはあるのではないでしょうか。
日本国内ではかなりhuluの知名度はあるように思います。

対して、NETFLIXは日本や本国アメリカのみならずほぼ全世界の国や地域で配信されています。
総会員数を比べてみるとhuluの10倍以上です。
特にアメリカでの人気は高く、11人に1人はNETFLIXの会員だとも言われています。

コンテンツから比較する

NETFLIXもhuluも配信している正確なコンテンツ数を公表していません。
利用してみると、期間限定の番組などもあるのでいつでもどんなものでも即座に！というわけにはいかないというのが本当のところでしょう。

ただ、いくら配信数が多くても見たいものがなければ意味がありません。
実際どのようなコンテンツが配信されているか調べてみました。

オリジナル作品で比較する

両社ともそこでしか見られないオリジナル作品を配信しています。

NETFLIXでは「テラスハウス」や「火花」など、話題になった作品や「フラーハウス」や「ナルコス」といった海外のオリジナル作品テラスハウスの人気は絶大で、これを見るためだけにNETFLIXを契約しているという人もいるようです。

対してhuluは「デスノート」や「でぶせん」、「ニーチェ先生」など、漫画が原作のオリジナル作品や「フジコ」「臨床犯罪学者 火村英生の推理」など、国内作品が多いようですね。
国内オリジナルの作品を多くみたいというのであれば、huluのほうが数が多いようです。

海外ドラマで比較する

		NTEFLIX	hulu
プリズンブレイク	吹き替え	1～4	1～4
	字幕	1～4	1～4
LOST	吹き替え	×	1～6
	字幕	×	1～6
フレンズ	吹き替え	1～10	2.4.6.8.10
	字幕	1～10	2.4.6.8.10
SHERLOCK	吹き替え	1～3	1～3
	字幕	1～3	1～3
ブレイキング・バッド	吹き替え	1～5	×
	字幕	1～5	×
ゲーム･オブ･スローンズ	吹き替え	×	1～5
	字幕	×	1～5
FRINGE	吹き替え	1～5	1～5
	字幕	1～5	1～5
セックスアンドザシティ	吹き替え	×	×
	字幕	×	1～6
24	吹き替え	1～8	1～8
	字幕	1～8	1～8
HEROES	吹き替え	×	1～4
	字幕	×	1～4
Dr.HOUSE	吹き替え	1～8	1～8
	字幕	1～8	1～8
デスパレードな妻たち	吹き替え	×	1～8
	字幕	×	1～8
※数字はシーズン

動画ストリーミングといえば海外ドラマというイメージの人も多いでしょう。
実際配信されている海外ドラマの数は、国内ドラマとは比べ物にならないほど多いですし、海外ドラマは国内での放送がほとんどありませんから海外ドラマファンにとって動画ストリーミングサービスはありがたい存在です。

両者の比較ですが、huluのほうが絶対的な数も多く、人気タイトルの配信も多いようです。
海外ドラマ目当てで契約するのであれば、huluがおすすめです。

国内ドラマで比較する

	netflix	hulu
アオイホノオ	〇	×
『勇者ヨシヒコ』シリーズ	〇	×
鈴木先生	〇	×
闇金ウシジマくん	〇	×
孤独のグルメ	〇	×
のだめカンタービレ	〇	×
ガリレオ	〇	×
チーム・バチスタの栄光	〇	×
GTO	〇	×
“新参者”加賀恭一郎「眠りの森」	×	〇
SPEC ～警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿～	×	〇
家政婦のミタ	×	〇
時効警察	×	〇
Nのために	×	〇
家売る女	×	〇
空飛ぶタイヤ	×	〇
下町ロケット	×	〇

海外ドラマと比べると、どちらも配信数は少なめといった印象です。
配信されているタイトルは、今回調べた中では両社戸も配信しているタイトルはありませんでした。

huluがゴールデンタイムに放送されていた作品を多く配信している一方で、NETFLIXは深夜時間帯に放送していた作品が多いようですね。
好みによって判断するしかないようです。

アニメで比較する

	netflix	hulu
ちはやふる	×	○
カレイドスター	×	○
ARIA	1～3	1～3
十二国記	○	○
とらドラ！	○	×
精霊の守り人	○	○
カウボーイビバップ	×	○
鋼の錬金術師	○	×
うしおととら	○	○

両社とも配信されているタイトルはNHKで放送されていた人気作品が多いようです。
その他のタイトルを比較してみても、過去の超有名作はあまり配信されていないようですが最近放送されたアニメを配信しているhuluのほうが全体の数は多めかな、という印象を受けました。

デバイスから比較する

まずはパソコンやスマホでの視聴を比較してみると、両社ともほぼすべてのデバイスから視聴することができます。

テレビでの利用を比較してみると、2015年以降に販売された大手ブランドのテレビのリモコンに「NETFLIXボタン」を設置してより簡単に家庭で動画ストリーミングを楽しめるようにしたNETFLIXが一歩リードという印象です。
通常のテレビ番組同様に、ボタン一つでいつでも見たい映画をはじめから見ることができるのですから、これは大きなポイントですよね。

反対にゲーム機などの小型端末で動画を楽しみたいというのであればhuluがおすすめです。
プレイステーションvitaやニンテンドー3DSといった端末から動画ストリーミングを楽しむことができるのはhuluのみの特徴です。

料金と画質から比較する

（表6）

		netflix			hulu
料金		650	950	1450	933
標準画質	SD	○	○	○	○
高画質	HD	×	○	○	○
超高画質	UHD 4K	×	×	○	×

NETFLIXは最高で超高画質を視聴することができます。
対して、huluの配信は高画質までですから、大画面で迫力ある映画を楽しみたいというのであればNETFLIXがおすすめです。

高画質で両社を比較してみると料金はほぼ同じです。
どちらがいいかはコンテンツで選ぶということになるでしょう。

また、標準画質だけでもよく、動画ストリーミングを低価格で楽しみたいというのであればNETFLIXの標準画質のみ対応しているものを選べば月額300円近くお得になります。

サービスの面から比較する

このように、いろいろな情報を上げてみても結局、見たいコンテンツがあるかないかで判断するしかないですね。
もちろんそれは重要なポイントなのですが、どちらか片方に見たい番組が集中しているわけではないでしょうし、契約していてもそのコンテンツがいつ変更されるかわからないですからそれだけで判断するのはなかなか難しいですね。

ここからはもうすこし細かなサービスから両社を比較してみましょう。

見逃したテレビ番組を見たいならhulu

「普段見ている番組をうっかり見逃してしまった！」「録画はしていないけれどもう一度あのシーンが見てみたい！」というのであれば断然huluがおすすめです。
huluの最大の強みはTV局と提携して最新の番組を配信しているというところです。
もちろん、すべての番組を網羅しているわけではありませんから、加入の際は自分の見たい番組が配信されているか確認してからのほうがいいでしょう。

キッズチャンネルではウルトラマンやタイムボカン、ルパン三世といった往年のヒットアニメや特撮も用意されているので子どものみならず大人も楽しむことができます。

使いやすさで選ぶならNETFLIX

先ほども紹介したように、テレビに接続して使用するならNETFLIXが断然便利です。
NETFLIXでは利用者別にアカウントを設定することができるので、家族単位ではなく個人に合わせた動画をおすすめしてくれます。
アカウントはおすすめ動画を振り分けるだけでなく、視聴可能なコンテンツもより分けてくれます。
こちらは手動での設定ですが、「未就学児対象のみ」「未就学児～小学生対象」「未就学児～中高生対象」「成人向けを含むすべてのコンテンツ」と4つの年齢別に設定分けることができるので、お子さんの成長に合わせて視聴を制限してくれるのです。

NETFLIXでは動画をどこまで見たのかエピソード選択の際に表示してくれるというサービスもあります。
どのエピソードまで見たか、という表示はよくありますがエピソードの途中で見るのを中断してしまうと訳が分からなくなってしまいますよね。
時間の無駄なく作品を続けてみることができるのは非常にありがたかったです。

動画ストリーミングにはインターネット接続が必須

動画ストリーミングを楽しむ際にはWi－Fi環境を整えるようにしましょう。
高画質モードで映画一本を視聴すると約400MBも容量を使用してしまいます。
3G/4G回線で2GB程度の少量契約では5本も見たらひと月分の容量を使い果たしてしまいます。
家庭での利用でも、インターネット回線につながなくては動画ストリーミングサービスを利用することはできません。

もしまだ家庭でインターネットの契約をしていないのであれば、動画ストリーミングサービスとインターネット契約の月額料がかかるので注意しましょう。
インターネット契約は月額6000円程度が多いようです。